2012年8月5日日曜日

ネットワークメモ


リピーター・・・物理層(第1層)の中継器。電気信号を増幅する

ブリッジ・・・リンク層(第2層)パケットのMACアドレスを確認して,セグメントに流す。

リピーターハブ・・・リピーター機能のあるハブ

スイッチングハブ・・・ブリッジ機能のあるハブ,MACアドレステーブルをもっている。



ルータ・・・ネットワーク層(第3層)パケットのIPアドレスを確認して,転送。ルーティングテーブルを持つ。

ゲートウェイ・・・トランスポート層(第4層)プロトコルを変換(翻訳)して中継する機能



スタティックルーティング

ネットワーク内の中継経路をあらかじめ設定しておく経路設定方法。初期設定時の作業工程は増えるが,障害個所を比較的迅速に特定できるなどのメリットがある。小規模な企業内IPネットワークなどでしばしば利用される。

ダイナミックルーティング

ネットワーク構成の状態変化に応じて経路を動的に設定する方法。比較的大きなネットワークで経路情報数が多くなると,静的に経路を設定するスタティック・ルーティングでは運用管理が困難になるため,ダイナミック・ルーティングを使用する。う回経路/代替経路を持つネットワークでは,ダイナミック・ルーティングを使って,経路の障害発生時に自動的に代替経路を選択できる。



L3スイッチ・・・LANスイッチとルーターが1台になった装置。ルーティング機能をルーターのようにソフトウェアで行うのではなく,ハードウェアで行うため,高速で中継機能をおこなえる。



VLAN

64のポートがついているハブがあるとする。

ブロードキャストパケット(不特定多数に同じ情報を同時に送るパケットのこと)が入ってきた場合に,全部のポートにパケットをばらまくことになり,ネットワークが混雑する。

混雑を回避するために,仮想的に64のポートを32ポートずつ2つに分ける等,ネットワークを分割する技術がVLAN。単に混雑を回避だけでなく,特定のネットワークに運用ポリシーを適用するなど柔軟な運用が可能になる。



STP・・・スパニングツリープロトコル

RSTP・・・ラピッドスパニングツリープロトコル

MSTP・・・マルチプルススパニングツリープロトコル

冗長構成になっているスイッチドネットワークにおいて、ブロードキャストストームなどのループによる問題を回避するためのプロトコルです。ポートをブロック状態にすることでアクティブな経路を1つにし、ループを回避することができます。



オートネゴシエーション

「オートネゴシエーション機能」がとても便利です。オートネゴシエーション機能とは、UTPケーブルを利用する10BASE-T100BASE-TXなどのイーサネット規格で機能し、スイッチに接続されたコンピュータと通信速度、通信モードを自動的に最適化する機能です。ネゴシエーションとは、日本語で「交渉」という意味で、接続した相手と自動的に交渉して、最適な通信を行うという意味ですね。



リンクアグリゲーション

複数の物理的な回線を仮想的に束ね、あたかも1本の回線であるかのように扱う技術のことである。IEEE P802.3adとして規定されている。



リンクアグリゲーションを用いると、物理的回線の仕様帯域を合計した量の帯域を使用できるようになる。例えば1Gbpsの回線5本を仮想的に束ねれば、5Gbpsの仮想的通信帯域を使用することができる。リンクアグリゲーションを用いることによって、高速な回線を用意しなくても通信帯域を拡大することができる。



VLAN

企業内ネットワーク(LAN)において、物理的な接続形態とは独立に、端末の仮想的なグループを設定すること。LANスイッチと呼ばれる機器の機能を利用して、端末の持つMACアドレスやIPアドレス、利用するプロトコルなどに応じてグループ化する。端末を物理的な位置を気にすることなくネットワーク構成を変更することができ、また、端末を移動しても設定を変更する必要がないというメリットがある。